リモート社員 × 代表対談

フルリモートの会計事務所ってどうなの?スタッフが語る仕事のリアル

井之上

熊本在住のリモート社員。
結婚・出産後に会計業界に転職。8年間経験を積んだ後、当社に入社。現在は会計税務担当として、30社ほどの顧客を担当し活躍中。
リモートワークの利点を最大限に活かし、顧客との信頼関係を築き、価値を提供している。

吉岡 和樹

代表取締役社長。
上智大学中退、中堅会計事務所に7年勤務後、2014年に会計法人を設立。前身の企業では紹介のみで顧問先110社へ成長。社員は事務所に勤務するスタッフ以外にもリモートスタッフ25名程度を抱え、全国の優れた人材を積極的に採用している。経営者としてだけではなく、顧問先から頼られる実務プレイヤーとしても活躍中。

CHAPTER 01

空いた時間を活用するため
リモートスタッフとして
アルバイト入社

吉岡:最初に簡単な自己紹介をお願いします。

井之上:熊本県在住で、フルリモートで働いています。税務第2グループリーダーとして、30社ほどのお客様を担当し、月次WEB打合せや監査データチェック、記帳代行、試算表作成など、会計税務業務に幅広く携わっています。もともとはアルバイト入社で、チェック業務など事務作業を担当し、約1年で正社員に切り替わり現在に至ります。

吉岡:ありがとうございます。当社に入社したきっかけや正社員に切り替えた流れを、あらためてお聞かせください。

井之上:結婚・出産後に会計業界に転職。8年間経理事務の経験を積んだ後、税理士事務所への転職を決意しました。経理事務で試算表作成に携わるうちに、「試算表の先を知りたい」と思うようになったためです。

夜の空いた時間を有効活用したくて、リモートでできる仕事をネットで探しているときに、当社を見つけました。

1年間アルバイトで働き、リモートであれば、子どもの学校生活に合わせて働けると感じ、正社員に切り替えました。通勤がない分、朝の忙しい時間帯もゆとりが出ますし、夕方以降に子どもと過ごす時間を確保できると考えたんです。

CHAPTER 02

リモートでも孤独感はない
メンバーとすぐにコミュニケーションが取れる環境

吉岡:井之上さんは、入社後に初めてリモートワークをしたとのことですが、実際仕事をして、イメージとのギャップなどはありましたか?

井之上:「1人で家で仕事をしていると、気分が落ち込んでしまうのではないか」と不安がありました。でも実際に始めて見ると、全く心配いりませんでしたね。

ZoomやLINE、電話など、すぐにコミュニケーションが取れる環境が整っていて、思ったほど孤独感はありませんでした。わからないことがあってもすぐに質問でき、スムーズに業務を進められます。正社員になってからは、お客様とのやり取りが増え、やりがいがさらに大きくなりました。

吉岡:私は東京で仕事をしていますが、社内チャットなどを活用することで、距離に関係なく仕事ができていると感じています。オフラインの事務所は訪問や郵送で資料をやり取りしますが、当社はデータをお預かりしてパソコン上で処理します。その点については、いかがでしょうか。

井之上:紙ベースでの処理に慣れていたため、入社前は少し不安がありました。特に決算や申告書のチェックは画面上だと、ミスのリスクが高い気がしたんです。しかし、ほとんどの業務は3カ月から半年、決算や申告書のチェックも半年から1年ほどで慣れました。何度も見直してはいますが、スムーズに処理できるようになりましたね。

私の場合、最初の1年間のアルバイト勤務でパソコン上での処理に慣れてから、正社員に切り替えてお客様とのコミュニケーションの機会が増えたという流れです。最初にまず事務処理の流れを身に着け、それからお客様とイチから関係を築いていくという段階を踏んだことで、スムーズに適応できたと思います。

CHAPTER 03

リモートで確かな信頼関係を
築ける理由は、
徹底したお客様への配慮

吉岡:お客様とのコミュニケーションで、対面とリモートの違いを感じている点はありますか?

井之上:やはり対面の方が、お客様からすると安心感があると思います。リモートではその部分を埋めるために、極力早めに電話やLINEなどでコミュニケーションを取るようにしています。

オンラインでの打合せの場合、対面と比べて感情が伝わりにくい部分があるので、声のトーンや顔の表情、あいづちなどに気をつけていますね。特に新規のお客様は、まだ信頼関係ができていないので、なるべく安心してお話いただけるよう意識しています。

あとは、外見や話し方などお客様の変化に気づき、「髪型変えました?」といったように話題に出すようにしています。そうすることで話が弾み、お客様との距離が縮まると感じています。また、対面の時以上に、いかにお客様に信頼いただけるかを考えるようにしています。

吉岡:なるほど。Zoomの打合せは、目的意識の高いコミュニケーションの場なので、お客様との距離は縮みにくいのですが、井之上さんのアイスブレイクはとても上手だなと感じています。チャットなど、テキストベースのコミュニケーションで意識していることはありますか?

井之上:お互いの認識の齟齬が出ないように、言葉選びをすごく考えています。あとやはり、重要なところはすぐに電話などに切り替えるようにしています。LINEやメールだと何往復もかかる内容でも、電話だと5分程度で終わることも多いためです。

テキストベースのやり取りに限らないのですが、なるべく難しい専門用語を使わないようにしています。会計用語は堅苦しい印象を与えがちなので、多用するとお客様と距離感が出てしまうと思うんです。

吉岡:井之上さんとお客様のやり取りを見ていると、リモートのコミュニケーションのハードルをどんどん超えている印象です。なかには「九州に出張するので井之上さんに会いたい」「費用を出すので東京でお話したい」とおっしゃるお客様もいて、すごく信頼されているなと感じています。

井之上:会いたいとおっしゃっていただいたときは、パートナーとして頼られていると実感でき、本当に嬉しかったです。「お客様に価値を提供しよう」「会計を通して事業をサポートしよう」という気持ちが伝わったのだと思います。

吉岡:そういった信頼関係を築けるのは、本当にすごいですね。リモートならではのメリットを感じる場面はありますか?

井之上:お客様のもとに資料を取りに行ったり、郵便物が届くのを待ったりする必要がないので、時間のロスがなく効率的な点です。都合の良いタイミングでデータを共有できるため、お客様にとっても利便性が高いと思います。

また、紙の書類を紛失するリスクがなくデータで管理することで、必要な時にすぐ確認できるようになりました。お客様の口座から引き落とされたかどうかも、オンラインですぐに確認できるので、安心感が違います。

サービスの向上にも効果的です。私では判断が難しい質問をいただいた時など、前職では上司が事務所に戻ってから確認してお客様に回答する流れでした。今は、すぐにZoomや電話、チャットで聞き、スピーディーにお答えできるようになりました。打合せの最初だけ吉岡さんに参加して説明してもらうなど、お客様の安心感につながる工夫もしやすいですね。

CHAPTER 04

大切なのは前向きさと向上心
これからもお客様の満足を追求する

吉岡:井之上さんの業務報告などからお客様への思いを感じることが多く、チームのメンバー、そして私自身も勉強になっています。今後の目標について、教えてください。

井之上:お客様との関係性や距離感を大切にしながら、常に満足していただけるサービスを提供することです。全てのお客様に満足いただくのは難しいかもしれませんが、そこを目指して頑張っていきたいですね。

吉岡:そういった姿勢が、お客様からの指名の多さにつながっているのだと思います。これからもどんどん案件をお任せしたいと考えているので、よろしくお願いします。最後に、井之上さんはどんな人と一緒に働きたいと思っていますか?

井之上:前向きで向上心がある方です。当社は社歴やポジションに関わらず、社員一人ひとりの頑張りを見てくれます。成果を出せば、いろいろな案件を担当できますし、お給料にも反映される環境です。

また、リモートワークという働き方も、前向きで向上心のある方に向いていると感じています。効率や優先順位などを自分で工夫することで、働きやすい環境をつくれるからです。

当社はリモートワークの社員が多く、全くハンデではありません。興味のある方は、ぜひ一緒に頑張りましょう!

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